SERVICE

事業内容

船舶板厚計測(UTM)

船級規則(NK, ABS, BV, DNV, KR, LR)に基づく板厚計測

顧客自主検査による板厚計測

CAP検査実績多数

所有超音波探傷器 20台 超音波厚さ計 2台

計測実績 約10,000隻

非破壊検査

一覧表

方法 利点 欠点
超音波探傷試験
UT(Ultrasonic Testing)

面状きずの検出が容易
片面からの探傷が可能
きずの板厚方向の情報が得られる
試験結果の即答性がよい
厚板の探傷も可能

表面状態の影響を受けやすい
接触媒質が必要
薄板の探傷には不適
きずの種類の判別が困難
探傷技術者の熟練が必要
磁気探傷試験
MT(Magnetic Testing)

比較的経済的
操作が容易
装置がポータブルである
表面下のきずの検出も可能

強磁性体のみに適用可
試験前後の洗浄が必要
コーティングされたものは適用不可
電源が必要
浸透探傷試験
PT(Penetrant Testing)

携帯性がよい
経済的
試験結果の評価が容易
照明以外の電源が不要
きずの形状や方向性の影響がない

コーティング、スケールなどの表面状態では適用不可
試験前後の洗浄が必要
浸透後の過洗浄や洗浄不足に注意
渦電流探傷試験
ET(Eddy Current Testing)

高速探傷が可能
自動化に適する
非接触でも探傷可能

類似信号やノイズを生じやすい
きずの種類・形状・寸法の評価が困難
Video Scope

詳細

超音波探傷試験
UT

垂直探傷検査

超音波を探傷面に対して垂直に送受信する検査
TlE ROD, CYLlNDER-COVER BOLT, CYLINDER CROWNなど

面計測検査(垂直探傷検査)

探触子を面状にスキャンすることにより内部の孔食を検出する検査
管を開放せずに内部の孔食を探せるため漏洩防止に大きく貢献しております。荷油管、バラスト管、船外ピース、海水管などの大口径管からボイラーチュブ・エコノマイザーチューブなどの細管まで幅広く採用されています。

IRIS(Internal Rotary Inspection System)

細管内部にプローブを挿入し先端の回転タービンを高速回転させ全周のデータを得る検査
回転方向に信号ドットを順に描くことにより管断面の展開図が描かれ腐食状況を視覚的に把握できます。
ボイラーのSUPER HEATER TUBEに多数実績があります。

水浸法による手動スキャン(Immersion Method Manual)

手動による面計測も実施しています。LNG SUPER HEATER TUBE、各種ボイラーチューブ・エコノマイザーチューブ・給水ヒーターチューブなどに多数実績があります。

斜角探傷検査

突き合わせ溶接線など完全溶け込み溶接部に超音波を斜めに入れて送受信する検査
LNG CARGO TANK (EQUATOR WELDING)、外板切替部などに多数実績があります。

磁気探傷試験
MT

磁気を利用した検査
試験対象部(強磁性体)を磁化し、きずから発生した漏洩磁束を磁粉により可視化することできずを検出します。
LPG圧力TANKの保守点検に多数実績があります。

浸透探傷試験
PT

毛細管現象を利用した検査
きずに浸透した浸透液を現像液で吸い出してきずを確認します。
ケミカルタンカーのSUS TANK、LNGのCARGO TANK(AL)、LIQUID LINE(SUS)などに多数実績があります。

渦電流探傷試験
ET

電磁誘導により発生する渦電流の変化を利用した検査
内挿式探触子をチューブ内に挿入し高速移動させながら渦電流の変化を検知し減肉量を把握します。
熱交換器の冷却チューブに多数実績があります。

Video Scope
(内視鏡検査)

ボイラーチューブに多数実績があります。

船舶調査

事前調査

ドック入渠工事を効率よく実施するために、事前に調査し適切な報告書を作成いたします。
VLCC / LNG CARRIER / LPG CARRIER / BULK CARRIER / ORE CARRIER / CHEMICAL CARRIER / CHIP CARRIER 等 多数実績があります。
・乗船し航海中に調査を実施
・積み地、揚げ地にて調査を実施
・足場架設を省略するためのラフト(ゴムボート)による調査を実施
・CAP工事の事前調査を実施し工事量を推定

ステンレス材の調査

ステンレスの表面状態を調査します。
・入渠中ステンレスカーゴタンクの汚れやピットを評価

ハッチタイトネス試験

水の侵入による運送貨物への損傷を防ぐため、超音波による閉鎖状態の検査を行っております。

遠隔検査技術(ドローン)を用いた精密検査

高所や危険箇所での検査において、足場架設やチェリーピッカーの搬入を伴うこれまでの検査手法の代替手法として、ドローンを用いた検査方法があります。 当社では、『遠隔検査技術(ドローン)を用いた精密検査事業所』として船級(NK, ABS)より認証を取得 しております。 また、顧客自主検査による船殻部材の確認検査としても、ドローン検査を実施しております。

コンサルタント業務

ドックでの監督補佐・代行・鉄工事立会・各種工事要領書作成・指導

3名のドック修理経験者が在籍して1000トンを超える鉄工事や緊急事故立会などに多数実績があります。